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4/19 じゃがいも生育状況 [じゃがいも]

じゃがいもは短期決戦型の作物ですので、悠長に構えているといつの間にか大きく成長してしまい、生育過程を記録に残すことができなくなります。種いもを植え付けてから萌芽するまでは1ヶ月ほどかかりますが、いざ萌芽してから収穫まではものの2ヶ月ほど。ああ、少し大きくなったなあなどと思っているうちに、あっと言う間にもうそろそろ収穫かなあと言うところまできてしまいます。土寄せしたりの管理作業はあるのですが、家庭菜園でつくる程度の量だと土寄せなど取るに足らない作業です。移植ごてでもすぐ済んでしまうほど。何なら手で土寄しても良いくらいです。ただ、今年はちょっとやっかいな事が発生しています。下の画像は2/19に植え付けした『メークイン』の畝です。

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そのやっかい事とは、じゃがいもの畝に赤しその芽が大量に発芽している事です。立ち鎌で土寄せなどしたら、せっかく発芽した赤しそをむしりとってしまうことになります。もう少し赤しそが大きく育てば、どこかに移植も可能なのですが、まだ、3cmほどの大きさなのでそうも行きません。かと言って、移植可能なサイズまで赤しそが育つのを待っていたら、たぶんじゃがいもの土寄せのタイミングを逃してしまいます。これは困った事です。例年だと今頃には赤しその芽は出てこないのですが、今年はじゃがいも畝に透明マルチを貼ったことで、早い時期に発芽したようです。しそは構えて種まきすると発芽しないで思惑を外されてばかりですが、こぼれ種は本当に良く発芽します。最も、こぼれ種とは言っても今、発芽しているのは私が『花咲じいさん方式』と呼ぶ一風変わったやり方の種まきです。まるで、花咲じいさんが灰を撒くように畝の通路を歩きながらしその種を撒き散らします。それだけなのです。種まきと言うとつい、土を被せてしまいがちですがこれをすると発芽しづらくなるようです。今年は加えて、透明マルチなどを掛けたものですから地温が3月から上昇して発芽条件が露地環境の割りは早くから揃ったようです。猛烈に発芽しているのは2/5に植え付けしたこの『キタアカリ』の畝の方です。

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家庭菜園を始めて最初に種まきした作物がこの赤しそでした。何とも難しい作業を最初にしたものだと思います。3年も前の事ですが、今ではなつかしく感じます。我が家では毎年、夏にしそジュースを作っていて、赤しその葉を買ってきていました。梅干しも作っていて梅酢に色づけする赤しそも必要で毎年、結構な分量の赤しそを購入していました。梅も庭で実るので今では梅干は完全自家製で完結している食品となっていますが、当時は今のような状況はまず考えられないものでした。赤しそは育ててみると成長がやたら遅く、やきもきしたものです。今年は発芽も早いので収穫時期も例年より早まりそうです。じやがいも畝で大量に発芽した赤しそですが、何とか上手に移植して活かしたいと考えているところです。

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育てても思い通りには育たない赤しそですが、こぼれ種からだと見事に栽培?できる不思議な植物です。但し、こぼれ種で毎年栽培する為には、毎年、花を咲かせ、種が入るまで株を撤収することができません。畝を長期間占領されるしあまり喜ばしい事ではありません。しかし、自家採種で年々、育てることができると年を経るにつれて葉色や葉の大きさ、成長具合などが少しづつ変わってくるのが面白いところです。自分の畑の環境に適した株に自動的に選抜されている事になります。また、赤しそは自家採種を繰返すうちにすこしづつ先祖返りしているようにも感じます。赤い色も葉の裏がより赤くなり、表の色は赤い色素が少し抜けるようになってきています。いわゆる裏紅種に近づいているように感じています。味も風味も年々、良くなっています。葉も柔らかくなってきています。

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この画像なんかを見ているとじゃがいもを収穫した後、そのまま赤しその畝にしてしまう手もあるかなと感じます。このままの状態でどのようにして土寄せするかが工夫が必要なところ。移植ごてを手に慎重に赤しそを傷つけないように土寄せできないものかと思案です。土を客土してそーっとじゃがいもの株元に土を盛る手もあるかな?なんぞとも思ったりもしています。

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