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5/20 天王寺かぶらの種とり [かぶ]

昨年、はじめて栽培した天王寺かぶらですが今年から自家採種する計画です。最後の収穫時に形の良い3株だけ栽培畝から移植して花を咲かせ、タネを実らせました。種を採る作業自体がまだ慣れていないので、今のやり方が正しいのかどうかはこのタネを使って栽培してみないと何とも言えません。アブラナ科の植物は交雑しやすいので、近くに同じアブラナ科の植物がないことが要求されます。気が付かなかったのですが、斜めとなりの宅地の空き地に大量の黄色い花が咲いていることに気が付いたのですがその時は時すでに遅しで、なすすべもなくそのままタネ採りすることになりました。3株と言う数は結論から言うと多すぎた印象です。と言うのも大量の種が採れたからです。強風で倒れたり、枯れたりするリスクを考えると仕方ない部分もありますが来年、また自家採種するとするなら考慮すべき点かもしれません。

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株は茶色く変色するまで枯れてから刈り取ります。このタイミングも微妙なものがあります。早すぎるとタネが未熟になり、遅すぎると莢からタネがはじけ飛んで種が十分に回収できません。刈り取る時もそっと刈り取る注意が必要です。十分に熟した品質の良い種ほどちょっとしたショックでタネがはじけ飛んでしまいます。ところが、何と言うことか作業中に鎌で自分の手を負傷してしまいました。

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刈り取った株は肥料づくりに使ったタライにそっと格納しました。ところが株を置いた直後にもこぼれたタネがタライの底にすぐに溜まるような状況。ここまで運ぶまでに相当タネがこぼれているものと思います。当初はブルーシートの上に置いて、くるんで一時保管しようと考えていましたが水なす栽培畝用に使用済みで出払っているのでタライを使いました。結果的に正解でした。

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ツタンカーメンのタネを購入した時の郵送封筒に自家採種した種を入れて記録を書き込みました。この後は湿気と高温を避けて保管します。缶にいれて冷蔵庫に入れるというのがベストかもしれませんが、そこまではしないつもりですが、比較実験のために少しだけ試して発芽結果を較べてみようと思います。夏を越すので高温には注意が必要です。分量は数年分は優に確保できました。自家採種のタネで栽培するのもまた違った楽しみがあります。うまく行けば種代金は不要になります。コスト低減と自然淘汰により栽培地の気候、環境に適合した固体遺伝子だけが次世代に受け継がれることを期待しています。

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