SSブログ

5/27 河内木綿の定植 [河内木綿]

河内木綿は私の住む地元で江戸時代から明治時代にかけて、盛んに栽培され、特産品として高い評価を得た歴史のある良質な国産木綿です。外国産の木綿の普及と伴に衰退して現在ではごく一部の人たちによって栽培されているだけだそうです。地元自治体では河内木綿を再発見するプロジェクトが進行中です。市民が木綿の栽培に強力して綿花の里親となる試みが推進されており、私も参加することにしました。もちろん、木綿の栽培経験はありませんし、花さえ見た事がありません。綿花のイメージといえば、映画の『風と共に去りぬ』でアメリカ南部のプランテーションで栽培されていた風景しか脳裏に思い浮かびません。こんなpoorなイメージだけで栽培に取り組むなど何とも頼りないスタートですが、これまでの野菜の栽培経験を何とか活かして、収穫に漕ぎ着けたいと考えています。プロジェクトの主催者から苗の提供を受けて栽培をお手伝いするのですが、首尾よく綿花が収穫できたら収穫した綿花は小学生の『昔のくらし体験事業』に提供することを目的としています。さっそく、参加申し込みをして5/27に苗を提供してもらいました。苗は持ち帰ったその日に植え付けをしました。

HI3B5024.JPG

綿はアオイ科の植物です。野菜の栽培で言うとオクラと同じ科目です。正確に言うとオクラはトロロアオイ科ですが、苗の葉の形などを見ているとオクラそっくりです。おそらく栽培方法もオクラを参考にして、準じた栽培、手入れでなんとか栽培できるのではと思います。かつて盛んに栽培されていた実績があるのですから、気候、風土は綿の栽培に適していることは間違いなしでしょう。それだけでも栽培する価値があると言えます。

HI3B5021.JPG

苗の大きさだけから判断すると定植にはちょっと早そうな気もしますが、1週間に2日のチャンスしか作業時間が確保できないサラリーマンとしては作業可能なうちに済ませておくのが賢明です。苗の数は15株です。畑に植えるなら株間は広いほど理想ですが、スペースの問題もあるので、できるだけ効率良く栽培することにしました。3m弱の長さの畝を確保しましたが15株を植えつけるには2条植えにせざるを得ません。

HI3B5002.JPG

先週、絹さやえんどうを撤収した畝を耕して堆肥を1袋(40L)投入。この堆肥も地元の自治体で配布しているリサイクル堆肥を使用しました。種かす、熔リン、自家製のぼかし肥料を畝の中央に溝施肥しました。2条植えすれえば苗が根を延ばした際に肥料に根が届くという狙いです。千鳥植えで株間30cmでマルチ栽培としました。
プロジェクトの参加者には『里親手帳』が配布され、その中に基本的な育て方や、ポイントがまとめられています。収穫後は綿繰りの体験もできるとの事。糸繰り、染色、機織までできれば夢も広がります。

HI3B5016.JPG
トラックバック(0) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。