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9/18 白菜定植(第2弾) [白菜]

3連休の2日目は白菜の定植作業を行いました。前作でたまねぎ→水なすと続いた畝に今年の秋は白菜を定植します。たまねぎも満足行く収穫が得られたので土づくりはもう軌道に乗ったと考えても良さそうなものですが、その後の水なすの育ち具合が良くなかった。すぐに土のせいにするのも短絡的ですが土が良いに越したことはないので堆肥を追加して後悔しない土づくりをすることにしました。じゃがいもの土寄せ堆肥を運びながら、白菜の予定畝へたっぷりの堆肥を搬入しました。

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白菜定植予定畝への元肥投入をします。白菜に限らず元肥はほとんど溝施肥の場合が多いです。畝の中央に鍬で1本溝を掘ります。その場所に種かすを5kg投入しました。畝の長さは6m弱です。白菜の栽培期間は種まきからだと、中晩生種で約100日。定植までの育苗期間が2週間ほどなので残りの栽培期間が約80日となります。このくらいの期間を肥効を持たせようとすると有機肥料に軍配が上がります。化成肥料でも良いとも思うのですが、これだけ堆肥をふんだんに使ったのなら有機肥料を使わないともったいない気がします。

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今回使用した種かすはかなりの高級品でした。今年の春に家族からプレゼントされたものですが、普段、ホームセンターの割安品ばかり使っている身にとっては、高級すぎて使うのがためらわれるばかりです。ただ、高いだけあって品質はおそらく最高級の部類でしょう。何が違うって安いに種かすは、製油(なたね油を絞る際)に薬剤抽出している可能性があるものが多いからです。今回、使用している種かすは昔ながらの圧搾抽出なのです。安心感はあります。

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6mの畝に5kgの種かすを入れるとこんな景色になります。ちょっと入れ過ぎでは?と思いがちですが白菜などはスタートダッシュ形の肥料を効かせる必要があるので本来は化成肥料の方が都合が良いのですが、有機肥料で肥効を早めに効かせようとするなら大目の分量を入れざるを得ません。それにしても、やはり高級品ともなると色が違います。まばゆいばかりの金色です。

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溝施肥に土を被せて、レーキで畝をおおまかに成型したら畝の表面に熔リンを撒きます。農協で買う熔リンなのでBM熔リンです。微量元素も入っているのでリン肥の単肥と違い不足しても気が付きにくい微量元素の補充もできるので重宝しています。

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過燐酸石灰もバラっと加えました。活着促進の意味合いで熔リンと被りますが量が少ないので悪い影響は少ないと考えました。速効性のリン肥を過燐酸石灰で、遅効性リン肥は熔リンにがんばってもらうつもりです。特に、過燐酸石灰は水溶性なのでマルチがけはしますが、雨が続いたりすると流れ出やすい肥料です。ところが効き目は早いので定植後の活着促進には良く利用します。今回のように苗の育ちがちょっと足りないかな?と言う時には勝手の良い肥料です。

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今回の畝幅はいつもよりちょっと広めにしました。80cmです。95cm幅のマルチを掛けるには厳しい幅なのですが、トンネル支柱を挿す時にラクに挿したいので広めの畝を試すことにしました。

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畝建ての仕上げ作業は表面を均す作業です。種まき用の畝だと徹底的に表面を均しますが、これはできるだけデコボコをなくして発芽のムラを最小限にしたいのが狙いです。種まき畝の場合にはもうひとつ気をつけていることがあって、それは畝の表面だけでも土は通しをかけて土の粒子を細かくすることです。水の含み方が柔らかくなるので小さな種の場合みは発芽率が良くなります。粒が粗いと大げさに言うと水溜りができるので、種が窒息する可能性もあるからです。苗の定植の場合はマルチを張る際、土と密着しない部分ができないようにするためです。どちらかと言うと完全な平らにするより、微妙に畝の真ん中を高くして山形にするとマルチが土と密着しやすくなります。均し作業は塩ビのパイプが最適です。軽いしきれいに均し作業ができます。元々、その辺に転がっていた塩ビパイプですが長さも太さもぴったりでしたが、ちょっとボロボロになってきたのでそろそろ新調するつもりです。

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今回定植する白菜は2品種。どちらも8/28に種まきした『無双』、『京都三号』です。どちらも中晩生品種で、12月から1月頃に結球完了してその後、縛って年越しさせ2月くらいまで畑で保存する狙いです。白菜の苗は本葉4枚~5枚が適期と言われますが多少早めでも問題ありません。『耐病60日』の苗と較べると虫喰いもあるし、揃いも悪くちょっと不満が残りますが、定植後に挽回が栽培方針です。

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今回も株間は50cmをキープ。『耐病60日』よりは広めが必要です。結球サイズは種苗会社の情報によれば『耐病60日』が2.0kg程度で、『無双』、『京都三号』は3kgクラスです。当然、外葉のサイズと枚数も一回り大きく、多いはずです。50cmは最低必要でしょう。昨年の栽培では50cmの株間でも収穫時期には外葉どうしが擦れ合って窮屈そうな状態でした。白菜栽培は意外に広いスペースが必要なのです。

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定植株数は9株、『無双』が4株、『京都三号』が5株です。畝幅がいつもよりちょっと広い分、マルチに余裕がなくピチピチ状態です。そう言えば、前回から新調した黒マルチはセンターライン入りと言うことでしたが、前回センターラインを確認できなかったので今回作業時に注意深く見たところ、やはり裏表があり表にしかセンターマークがありませんでした。センターマークが入っているのは確かにありがたいのですが、マルチそのものをまっすぐに張れないとセンターマークを頼りに定植しても正確に中央かつまっすぐには定植はできません。結局、いつも通りのさくり縄張りとなりました。

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9/18の作業はここまでやって日没サスペンデッドでした。トンネル被覆は寒冷紗をこれまでの秋の定植作業で使い切ってしまい在庫なし状態。正直、困りました。こうなると何でも思いつくもので10mの『敷き藁いらず』を見つけて被せてその日は凌ぐことにしました。翌日(9/19)に使い古しの不織布を2枚繋ぎ合わせて被覆しました。当分これで栽培を続けます。また10mの寒冷紗か、今度は長尺の巻きを購入しようとも考えています。寒冷紗は良く使う資材なのでまとめ買いが割安でお得かもしれません。ムダも少なくなるので好都合でしょう。

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