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9/19 たまねぎソニック種まき [たまねぎ]

今年もいよいよたまねぎ栽培スタートの時期がやってきました。早生種の種まきは毎年、9月の10日過ぎですが、昨年は『ソニック』の種まきは9/12でしたが、苗の定植をした10月末時点ではちょっと育ちすぎでした。特に、ほぼ同じ時期に種まきした中晩生の『アトン』等は完全に早播き、苗が大きくなりすぎで分球が数多く発生してしまいました。わざわざ苦労してマルチをめくって追肥したのも、悪かったと思います。そんな経験から今年は、種まき時期を1週間遅らせてみることにします。たまねぎ苗の育苗期間はどの品種でも55日と言われています。苗の太さや苗の葉の長さが目安ですが、太さはお箸くらい(またはエンピツくらいと言う表現もあります)葉長は30cmくらいです。昨年は細くて長いと言う若干、徒長気味の苗となってしまいました。最終的には『ソニック』と『OK黄』は何の問題もなく、一番立派な苗だった『アトン』が問題ありと言う結果でした。

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『ソニック』は初心者にも作りやすい極めて安心して栽培できる品種です。早生種なので私の住む地域では、ゴールデンウィークには収穫が可能です。これは家庭菜園する人にとってはとてもありがたい事で、普段、作業時間が週末程度の人にはゴールデンウィークはまとまった作業時間があり、かつ春夏野菜の植え付けの時期でもあります。そんな数少ない機会に収穫ができて畝が空き、春夏野菜の植え付けも可能になると言う三拍子揃ったメリットがあるのです。そんなこともあり、今年は、昨年の倍の植え付けとする計画です。まずは、種まき苗づくりが第一歩となります。

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まずは苗床づくりです。苗床の場所は過去2年同じ場所で実績もあったので今年も同じ場所で育苗したかったのですが、今年は赤しそと万願寺とうがらしの栽培畝になっていて利用できません。場所としては日当たりが良い場所なら良い訳ですから、かぼちゃの鞍つき栽培した跡地に決めました。昨日の白菜定植で堆肥を全部使い切ってしまったので、かぼちゃ畝の堆肥をそのまま利用できるもの好都合です。まずは、かぼちゃ栽培時につかった堆肥を移動させて地面の平坦を確保します。これは非常に重要です。苗床が傾いて水平が確保できていないと、水が偏り種が流れたり、肥料分が偏って苗の揃いも悪くなります。

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炭のかけらのようなたまねぎの種。1年限りの寿命しかありません。毎年、余さず使い切ってしまうのがたまねぎ栽培の鉄則。種の購入もできるだけ早く手に入れるように心がけています。何故か、店頭に最初に並んだ種の方が成績が良いように思いえるからです。但し、いくら早期に入手してもその後の保管に気をつけないとせっかくの種をダメにしてしまいます。といっても冷蔵庫に保存している訳ではなく常温保管ですが、8月の初めには店頭に並びますから、30℃以上にならないようにするだけです。家で一番涼しい場所に置くようにしています。

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苗床は毎年木枠を使っています。と言っても使い古しの桐のタンスの引き出しの底を抜いたものですが、大きさと深さがちょうど良いので愛用しています。昨年使ったものと同じものです。苗床の土は良く通しでふるって粒子を細かくしています。石や木片は混じらないようにしておきます。

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肥料は種かすと過燐酸石灰の2種類を使います。使った分量は画像の通りです。まず種かすを撒いて土と良く混ぜます。間土を2cmくらい被せてその上に過燐酸石灰を播きました。そして更にその上から通しでふるった土を5cmくあらい被せてその上から種を播きます。直接肥料に触れないようにしています。直接肥料に種が触れると濃度障害を発生させて発芽しなくなるので注意が必要です。

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種はすじまきします。そのための溝を切ります。昨年は種の播き方がちょと密すぎたので今年はちょっと疎に播くことにしました。昨年はこの半分の面積に同じ種の量(1袋)を播きました。今年は半分の密度となります。昨年もそれだけ密播きしましたが間引きは一切しませんでした。たまねぎの苗の場合はきちんと発芽させれば間引きの必要はないと考えます。間引きしなくてはならない状態は種が保存に失敗してあまり良い状態ではないか、種の播き方に問題があるのだと思います。

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種まきした後は、苗床の土の表面を板で押さえて鎮圧します。表面を平らにするのと種を土になじませる意味です。種にかかる土の力がゼロだと発芽した時に種の殻をつけたまま発芽してきます。鎮圧する目的は種の殻をきれいに脱いでくれるかでその効果も判ります。

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きれいに鎮圧して種まき作業が終了です。天気予報では今夜からかなりの雨も降るようなので種が流れ出てしまわないように、しっかり鎮圧できて良かったと思われます。じょうろで水を撒いて種に水分を含ませておきます。たまねぎは嫌光性種子なので覆土も厚めですが、種まきの後は直射日光が届かないように苗床の上にすだれを掛けておきます。これも毎年の恒例作業です。

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