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3/25 トマト発芽実験結果 [トマト]

3/11に種まきした『甘太郎』トマトがようやく発芽しました。3日間体温で温めて発根させた種を3/11にミニ温室の育苗箱に種まきしたものです。用土はホームセンターで購入した培養土。ちょっと硬いのでは?と心配するほどでしたが、無事発芽しています。温室の中に置いただけで特に加温はしていません。芽が右側に傾いているのは、右手が南の方角で光を求めているからです。見た目は茎の太いがっちりした芽が出ています。日照が不足するとひょろっとしたもやしのような芽になりますが、これだけずんぐりして徒長していないところから判断すると温室の中でも日照は十分足りているのでしょう。このままここで育苗しても問題なさそうな手応えを得ています。本葉が3枚くらい出てきたらポットに移植することにしましょう。

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こちらは、職場の室内で種まきした『ホーム桃太郎』です。25℃の温度が24Hキープされた場所ですが、夜と昼の温度差がなく日照が不足するとこんな発芽になってしまいます。2日ほど前に職場から持ち帰って温室に入れました。ここなら昼と夜はきっちりと温度差がありますし、日照も十分です。今のところ、『ホーム桃太郎』は職場で種まきした4ポットしか発芽していません。体温加温も発酵熱加温もしていないで発芽させるとなると25℃の室温がないと発芽しないと言う結論が得られました。

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3点目は体温加温3日→室内設置4日→温室移動後、発酵熱加温5日です。発泡スチロール箱に入れて育苗しました。茎も短く徒長せず、葉も大きく理想的な発芽と言えます。この時期の低温下でのトマト発芽実験で得られた結論としては体温加温3日もしくは体温加温お行わない場合は昼夜25℃以上の環境が必要。日照が室内などで十分得られないと徒長する。発根後であればさほど気温は必要としない。と言うことです。

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体温加温ありと体温加温なしを3ポットづつ種まきしましたが、見事に体温なしポットは発芽しませんでした。発泡スチロールの箱に入れて、発酵熱加温をしましたが発芽はしていません。発酵熱で種を加温するのは至難の技と言えるでしょう。トマトの種が発根→発芽するには3日間24H、30℃近いかなり高温状態が必要だと言うことです。発根さえすればその後はそれほど高温環境は不要なのです。発酵熱加温が今のところ難しいことを考慮すると現時点では体温加温が無難。3日間ほどで発根するので、発根確認後にポットに種まきして、温室内で十分日照のある場所に置いて昼夜温度差のある環境で発芽させる。と言うことになります。

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発酵熱加温についてですが、これは効果が一部しか確認できませんでした。体温加温した種を発酵熱加温させたポットは発芽率50%でした。体温加温は問題なかったのかもしれませんが、発酵熱加温で何か問題が生じているようにも思えます。一時的にも加温熱が上昇しすぎたのか?それとも発酵時に出るガスが悪影響を与えているのか?、発酵熱加温はコントロールが難しくてまだこうすれば温度をキープできるというところまで到達していません。

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ミニ温室内で仕込み中のぼかし肥料はまだ発酵中で十分、加温可能な状態です。材料内は50℃近く、表面温度は20℃近い温度です。それでも定期的に攪拌しないと発酵反応が低下して発熱しなくなります。毎日、畑に行けないサラリーマンの身ですから発酵熱加温を利用した発芽。育苗には限界を感じます。体温加温の方が手軽ですし今の自分のライフスタイルには合っていると思われます。ぼかし肥料として仕込むだけなら十分ですが発酵熱まで利用しての苗づくりはちょっとやそっとの経験では上手くは行かないことを思い知りました。

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