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5/31 トマト着果始まる [トマト]

今年のトマトは好調の予感がします。3月頃から種まきにも挑戦してそれなりに苗は育っていますが、こちらはまだ育苗中でそろそろ定植できそうな気配です。着果が始まったのは苗を購入して栽培している方で定植作業は5/4ゴールデンウィークの最中でした。やはり、夏野菜の定植はゴールデンウィークが適期なのでしょうか。可能ならもっと早い時期の方が良いようにも思うのですが、試したことがないので検証まではできていません。ともかく6月のこの時期で既に、着果が確認できているのは例年に較べても早いように思います。果房の数も多く、なかなかのなり具合です。品種はホーム桃太郎ですが、桃太郎系は育てるのが難しいのでいつも苦戦しています。毎年、肥料の分量を増やしたり、減らしたりと忙しく試行していますが、葉が反りかえったもしていないので
今年は肥料の加減が良かったようです。

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支柱を立てたり、芽かきをしては誘引したりとトマトは世話が大変です。これからは梅雨の時期に入るので雨よけもしなくてはなりません。本当に手のかかる野菜ですが、立派な果実が収穫できるとこれがまたうれしさも大きく、食べておしいいとまた感激し、人からおいしいとほめてもらうと忘れられず、また次の年も栽培してしまうの繰り返しです。トマトは基本的には1本仕立てですが、芽かきし損なうと2本仕立てになったりします。今年は8本の苗のうち1本仕立てにしていないものが2株あります。1本は芽かきをしくじったもの、もう1本は苗の時期に苗の上に手を突いて先端を手折ってしまった株です。今はそれぞれ、2本仕立て、3本仕立てになっていますが、花の数が多く、実れば豊作株になるかもしれません。

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現在、着果済み株は3株です。最初の画像の株は花房が3段まで開花しています。このままのペースだと栽培最終時点では5段以上が期待できます。今年はわざと斜め植えや、深植えを断行して根の量を増やす努力をしました。かなり効果があったようです。雨よけをすると180cm以上に成長すると天井に支えてしまいますが、1段目の果実の収穫が終わったら、株をずり下ろして隣の条の支柱まで畝の地面を這わせて誘引する計画です。こうすれば7段目くらいまでは摘心せずに収穫できるかもしれません。楽しみです。

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5/4 トマト定植 [トマト]

昨日(5/3)に定植用の畝建てをほぼ完了したので、今日は楽しい?植え付け作業予定です。天候は晴天とは行きませんが、作業をするには暑さを感じなくて済む曇り空。今日は肥料を入れて、迷っていたマルチ掛けは結局することに決めたので黒マルチを掛けて、苗を植え付けの予定。雨よけをするのはもっと先の事になりそうです。今年、昨年の栽培方法から変える部分、工夫点は2点。1つは支柱への誘引方法。2列植え付けにして、そのまままっすぐに支柱に誘引せずに隣の列の支柱に誘引する点、もう一つは苗を深植えすることです。トマトは深植えしてはならないと教える栽培指南もありますが、一方、斜め植えをするのがよろしいと教えるものもあります。ななめ植えがよろしいと教える理由はななめに植えることで通常、地上部となる茎の部分からも根が出て、根の量が増え、結果的に頑丈な丈夫な樹に成長すると言うもの。確かに、トマトを育てていると茎から白いブツブツが出てくるのを度々、発見します。あれは根を出そうとしているものらしいです。トマトは根を出すことにかなり懸命な植物で条件を作ってやると簡単に根を出します。芽掻きした葉や茎を土に挿しておくと簡単に発根して定着します。丈夫な生育になるかどうかは今年の実験結果を見て判断します。

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植え付け畝は昨日、建てたばかりです。日没で作業を中断しましたが、今日、朝から作業を再開、チップ堆肥を新たに追加した上に、大きめの未分解の小枝を手で丁寧に取り除きました。畝の表面を均して20cmほどの高畝にして水はけを良くすることに重点を置いています。雨よけをするのでそこまでする必要もないのかもしれませんが、念には念を入れました。苗を深植えすることも想定しているので高畝にすることは必要ですし、重要です。

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肥料は過燐酸石灰を溝施肥しました。過燐酸石灰は水溶性のリン酸肥料ですが、トマトは雨よけ栽培までして、マルチを掛けるので果たして土になじむのか疑問もありますが、用土に含まれた僅かな水分でも溶け出して少しづつ肥料分として吸収されるものだろうと考えています。畝の中央に1本溝を掘り、溝に過燐酸石灰をパラパラと撒いてゆきます。2.7mの畝で手で10握りの分量です。

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自家製のぼかし肥料を過燐酸石灰の上から投入しました。分量は厚さ2cmくらいでかなりの量です。ぼかし肥料は化成肥料に較べる少なくても3倍の量を使っていますが、何の問題もありません。肥料あたりすることもありません。生の種かすは入れすぎると虫が寄ってきたり、肥料がききすぎてトマトの葉が外に反り繰り返ったりと多すぎる方が良くないことが多いようです。今年のトマト栽培は肥料少なめがテーマです。昨年が多すぎたとの反省があるからです。肥料が多すぎるとトマトの樹が枝が暴れます。特に桃太郎は他の品種にくらべて元々、枝が暴れる傾向があります。肥料が効きすぎるとさらに暴れまくるので、肥料はできるだけ最小限の量で育てんが良いように感じます。

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ただ、ぼかし肥料は肥効がとてもマイルドなので入れすぎを心配せずに施肥することができます。今年の畝はチップ堆肥がほぼ100%なので土の栄養、地力はかなりある方だと思われます。肥料は控えめの方が良いと判断しました。2列植えの場合、畝肩にも施肥することが常ですが、溝施肥は1本だけですし、畝肩にも施肥はしません。トマトの栽培はせいぜい3ヶ月くらいなので元肥えはそんなに必要はありません。

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溝を埋め戻して、再度、畝の表面を丁寧に均しました。畝の成型がきちんと出来上がると後は黒マルチを畝に掛けます。畝の成型がきれいに仕上がるとマルチ掛けも比較的美しく仕上がります。マルチフィルムは90cm幅なので畝の下までピッタリサイズに仕上がりました。畝の成型とマルチ掛けがきれいにできると気持ちが良いものです。マルチもたるみがなくピンと張れた方が畝の土に密着して効果も最大限引き出すことができます。一番悪いのは畝とマルチフィルムの間が密着せず、空間ができることです。これから5月以降は太陽で熱した熱風が苗を直撃して萎れさせてしまうという最悪の事態にも繋がります。マルチフィルムは畝の土と密着させることが重要です。

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苗の植え付け作業を開始します。株間は50cmで千鳥に植え付けます。昨日までは千鳥に植える構想を欠いていたのでマズイと気づきました。限られた畝のスペースに可能な限り、株間をたくさん確保して1株の苗が根を伸ばす土の量を少しでも多く割り当てることが重要です。10本の苗木を2.7mの長さの畝に植えつけるのでやりくりはちょっと工夫が必要です。今は苗も小さいですが、これから大人の背丈以上に成長するのでその時に茎葉が隣の樹と擦れ合ったりしないようにする事と、風通しを良くすることで病気にかかるリスクを低減することも重要です。

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苗の植え付け手順で今日、久々に思い出したポイントがあるので忘れないうちに記録しておくことにします。これまでいろんな道具を購入して試してきましが今のところこのやり方が私にとっては一番、効率が良く、かつ手軽で理にかなっていると感じています。マルチに移植ごてでバツ印の形に切れ込みを入れます。

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次がポイントです。移植ゴテを手にしているとつい、無意識に、植え穴から畝の土を掘り出してしまいがちですがこれをしてしまうとその後の作業がちょっとやりづらくなります。私は手を畝に突っ込んで両手の手のひらで土を左右に押し広げます。撮影しながらのため止む得ず画像では片手ですが実際には両手でやっています。畝の土を押し広げるので植え穴のまわりだけ、土が少し盛り上がりますが、これがポイント。

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ジョウロで水を植え穴に注ぎます。かなりの量を注ぎ込みます。一旦、深さ3cmほどの水たまりができたのを確認して、次第に水が引くのを確認します。これで畝の土の水はけの良さを確認しておくと後々の栽培管理時の水やりの加減の参考になります。水はけの良さも判ります。
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5/3 トマトの畝建て [トマト]

春の植え付けの主役、トマトの植え付け時期がやってきました。一般的にはトマトは家庭菜園では人気No.1の野菜ですが、個人的にはトマトよりも育てても食べてももっと楽しく、おいしいと感じている野菜は沢山あります。毎年、トマトは必ず栽培しますが作業の優先順位が低いので、慌ててバタバタ作業が多いようです。今年は種まきから育てて苗も植えつけ予定です。来年からは本格的に加温発芽器を導入して早期から苗づくりをする予定ですので、苗からの栽培スタートは今年が最後になるかもしれません。苗は既に3/27と4/17に購入し、一回り大きめのポリポット(直径10.5cm)に植え替えて育ててあります。一部、花が咲いている苗も2株ほどあります。トマトの定植適期は花が咲く直前と言われていますので、ちょっと遅れ気味とも言えます。植えつける畝の準備の準備が完了していないので、連休を利用してこれまで畝でなかった場所を畑に替える、大仕事がしなくてはなりません。宅地のほとんどを畑にしてしまったので、畑にできる残りの空間はかなり僅かになってきました。今年に入ってからは、かなり無理な開墾作業を強いられることになっています。

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今回、畝建てに供した場所はこの冬、堆肥の仮置き場にしていた柿の木のそばのスペースです。一冬の間、トタン板を被せて雨水が入るのを防いでいました。チップ堆肥も使い続けて最後の残りだったので木の枝などの未分解有機物がどっさりと混じっています。ひとつひとつ丁寧にそれらの異物を取り除きました。柿の木の下も雑草が生い茂り、草刈り作業も同時に実施。畑の開墾作業当初に掘り出した石、礫を柿の木の下に捨てていたのでこれらも同時に取り除く大変な作業となりました。なんとか更地状態にするのにたっぷり半日かかりました。途中で雨が強くなり作業を中断したり、自宅に雨宿りを兼ねて休憩に戻ったりとハードな1日でした。

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柿の枝が垂れ下がってオーバーハングしているので、これらも剪定鋏やノコギリで枝を払いを実施。今後、柿の木のすぐそばもんもうひとつ畝を建てることができそうです。夏場は柿の木の葉で日陰ができるので上手に利用すれば新しい栽培の可能性も開けるかもしれません。

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枝を払い、堆肥も異物の除去作業をすれば少しばかりサマになってきてこの場所に畝を建てても畑っぽく見えるようになってきました。畝のサイズですが、トマトは昨年も使った雨よけ栽培の予定なので、雨よけのフレームサイズに合わせた幅、長さにすることが求められます。雨よけのサイズは間口1.2m、長さが2.7mです。畝の長さはこれに併せて幅が80cm、長さを2.7mにしました。間口は雨よけフレームより若干小さめにしないと雨水が畝の中に流れてしまいます。雨水が畝に入らなくても大雨が降ると雨水が畝の両側に流れ落ちるので排水溝を掘るか、専用の雨どいを設置して雨水の逃がし口を作ってやる必要が生じます。昨年は大雨の翌日は畝の通路が水溜りになって排水作業が大変でした。

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今年のトマト栽培計画で迷っていることが2つあります。1つは毎年悩む肥料設計、もう一つはマルチ栽培をするかどうかです。現場であれこれ悩んでいるうちに日没となりました。これで良しと思える結果が得られるまで、何か昨年と違う試みをしてみたいと常に考えているので、昨年通りのままと言うのはイヤなのです。ともあれ、結論は明日に持ち越しとしました。今夜、ひと晩ゆっくり考えることにします。

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4/28 わさわさ苗 [トマト]

3/11に体温で根出しした『甘太郎』の種を種まきしました。ミニ温室の中でした。ポリポットに種まきするには、多量の種だったので苗箱に培養土を入れて等間隔で1粒づつ種まきしました。しばらく様子を見ることができずにいましたが、今日確かめるとナントわさわさと元気良く繁ったトマトの苗が出来上がっているではありませんか。大変、驚きました。同じ日に同じ体温保温した種を使って種まきしたポリポット組はこれほど発芽率も生育も良くありません。ここで得られる教訓があります。種まきはポリポットではしない方が良いのではなかろうかと。つまり、ポリポットの水分調整は大変難しいものだと思うべきではないのだろうかと。用土の量がポリポットより豊富な苗箱では水分調節もし易い。鉢植えの植木と地植えの植木をくらべてどちらが、手入れし易いかと同じ問いをしているようなもの。何日も放置状態でも庭に地植えしてある庭木は滅多に枯れることはありませんが、鉢植えの樹木は水やりをしないとすぐに土が乾燥状態となり萎れることもあります。サラリーマン菜園家は苗箱で種まきをすべきだと思うようになりました。

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種まき用土にもポイントがありそうです。市販の培養土はすぐに乾燥してしまいがちですが、ある時期を越えると植物の元気がすこぶる良くなる傾向があります。水はけと水持ちを備える機能は良く設計されています。一見、パサパサでココヤシの繊維を切り刻んだような繊維がかなり混じっていたりとフカフカ土のイメージからはほど遠いのですがそれでも結果が何よりもその有用性を物語っています。職場で育てていた万願寺とうがらしやピーマン苗はポリポットで育てていますが、毎日、1日に何回もチェックして乾燥しないように水やりを欠かさないようにしています。そうすれば萎れることもなく立派に育ってくれますが、1日や2日は世話ができないというような事態が考えられる状況ではポリポット種まきや育苗hが大変、危険な育て方なのです。

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私の仕事は毎年、4月に入ると急に忙しくなり野菜苗を買ってちょっとでも放置状態になると水切れ、日焼けでダメにしてしまうことがしょっちゅうです。これは毎年の課題ですが今年の経験はかなり大きなヒントになりそうです。野菜苗についてくるポリポットは大抵直径9cm以下で苗を購入したらすぐに定植しないと不注意ですぐに萎れさせたり、枯れさせたりしてしまいます。毎日、水やりができないことが良くあるためです。

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極論を言えば、野菜の種まきをすべて畑の畝に直接行えば、一度の植え替えもなく収穫まで栽培が可能なことにはなります。ただ、そうすると株数や株間を狙った通りには行かない場合もままあります。じゃがいもなどはこの方式ですが特に問題化はしません。たまに1本も萌芽しない種イモがあったりするので、そんな時は不自然な景色と無駄なスペースが生じることにはなります。もちろん、苗木を植えつけても枯れてしまえば同じことですが。

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4/17 トマト苗追加購入 [トマト]

今年は種からの栽培にも挑戦しているトマト。苗の購入も並行して進めています。品種は苗は『桃太郎』を主に、種からの栽培には『甘太郎』の2品種のラインナップとしています。『桃太郎』の苗はこれまで7株購入済み。すべて実生苗で1株100円以下の手頃な価格です。接ぎ木苗など高価すぎて私には考えられません。家庭菜園を始めた最初の頃はよくもまあ、あんなに高価な苗ばかり購入していたなと我ながら驚きです。畑も土もある程度出来上がってきましたし、栽培ノウハウもそれなりに蓄積できてきたので苗にはそれほどおカネを掛けないで収穫を目指す面白さが楽しめるようになったのかもしれません。

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いつもどおり、苗を購入したらまず一回り大き目のポットに移植します。トマトは一番花が蕾で開花直前に畑に定植するのですが、移植回数が1回増えても僅かな期間であっても大きめのポリポットに植え替えることで用土が増えるので生育が良くなるように感じます。トマトに限らず、他の作物でも試してみて効果があるように思います。水の分量や、肥料の分量をあれこれ試してたり、雨よけをしたりといろんな工夫が楽しいトマト栽培。自分なりの栽培スタイルが確立できたらもっと楽しいと思いますが、トマトに関しては奥が深くてまだ確立と言うところまでは至ってはいません。納得ゆく結果が1度でも出ればひとまず、確立した感があるのですが。

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4/6 中玉トマトの種まき [トマト]

昨年の購入して種まき損ねた中玉トマト。体温加温で丸3日で発根した種をポットに播きました。気温上昇が微妙で温室内が良いのか、戸外が良いのか迷うところです。既に発根済みの種なので気温が多少は低くても問題は感じません。むしろ温室内で昼間に異常に温度上昇することの方が怖いくらいです。4月のこの時期から種まきして順調に発芽、育苗できたとしても収穫がいつ頃になるのかが心配です。本当に経験の蓄積がないと思い通りの収穫時期を実現することは至難と言えます。まずは今年の栽培でサンプルを一つ増やすことにしましょう。

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体温加温プライミングでもすべての種が発根している訳ではありません。発根した種だけを播いて、残りは続けて加温することにします。発根までした種だと発芽する確率はかなり高くなります。ポットに1粒播きでも不安が少ないと言えます。ただ、発芽した芽の質までは保証できないので3粒播きの方がより安心できるかもしれません。

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ポットに1粒播きですが、根を下向きに揃えるのにはちょっと神経を使う細かい作業です。ピンセットを上手に使うとラクに種まきできますが、これも熟練が必要な感じがします。人の指が一番便利な感じもしますが、訓練すればピンセット作業の方が最終的には効率良く作業できるでしょう。トマトの種のサイズはかなり小さい部類に入ります。ポットの用土は種まきする前にジョウロでたっぷりと水を含ませています。種まきした後の水遣りは種の位置や向きを変えてしまうリスクも感じているので、最近はずっとこの順序を守って作業しています。

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ポットは全部で8個。9cmポリポット×6個、10.5cmポット×2個です。10.5cmには3粒づつ種まきしました。発芽まで5日くらいかかるでしょうか。気温との兼ね合いもありますがとにかく確実に1年は古い種なので無事発芽してくれるか非常に不安です。4/10頃までに発芽が確認できなければ期待薄と考えましょう。今年の春夏野菜はトマトと水なす力を入れるつもりです。トマトは昨年はまずまずの収穫でしたが、より多くの収穫を目指しての栽培ですし、水なすは一昨年豊作だったのですが、昨年は不作だったのでリベンジを狙っています。過去2年とも梅雨明け以降の収穫がストップするのでこれは以前からの克服テーマです。

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4/1 トマト種まきその後 [トマト]

今年は3月にトマトの種を撒くとどうなるか?と言うテーマに対するひとつの結論を得ることができました。得られた大きな体験は体温加温プライミングです。これほど見事に結果がでるとは思いませんでした。画像は体温加温した種と体温しなかった種をその他の条件をまったく同じにした発芽結果です。体温加温しなかった種は発芽はしたものの、発芽が遅く、発芽そのものも小さな芽しか出ていません。体温加温した種子発芽も早く、双葉の展開もしっかり。茎の太さもがっちりしています。既に、本葉も出始めています。

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こちらは、同じく体温加温プライミング済みの種子を苗箱に種まきしたものです。種まきは3/11でした。種まきする前に3日間の体温加温を済ませ、発根した種子を種まきしています。種まきはミニ温室内で行い、そのまま温室に入れっ放しでした。2週間ちょっとでここまで育ちました。発芽の揃いはまずまずです。温室内は戸外ほど日当りが十分ではないので苗の徒長を心配していましたが、極端な徒長は見られません。まずは安心です。

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こちらは、職場で体温加温なしで種まきした苗です。職場は室内で24時間25℃の環境です。日当りは良くありません。1日に3時間夕日が差し込むだけの環境です。昼夜の気温差がないと徒長しやすいのですが、日当りが不足すると余計に徒長が進みます。気温が高い分生育スピードはトップクラスですが、やや徒長気味のようです。ただ、発芽後に職場から自宅に持ち帰って、ミニ温室に入れました。その後は昼夜の温度差が確保され、日照も改善されたので徒長は収まりつつあります。

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気温の差だけだと生育はどの程度違うかは以下の2つの画像で見較べてみてください。すぐ下の画像は種まきをミニ温室内でした株です。ようやく本葉が出始めたと言う段階です。生育は遅いが茎は太く、背丈もずんぐりしてがっちり健康苗の印象を受けます。今後さらに苗が成長して行くと姿形がどう変わって行くのか興味のあるところです。

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こちらは24時間25℃の室内で種まきした苗です。徒長気味です。本葉がかなり出ているところからして気温が高い分、成長スピード感がありますが反面たくましさに欠ける印象です。

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購入したトマト苗はポット替え後、急に成長が加速しています。購入後、すぐにポットを替えしたのは正解でした。4/2の出勤前にはわき芽欠きをしたほどです。がっちりした苗はほれぼれしますが、さすがにプロが栽培した苗は違うなと言う印象です。それなりに温湿度コントロール、日照コントロールも行き届いているのでしょう。このまま温室内で鉢植え栽培してみようかなとも考えています。ミニ温室内に地植えしても良いかもしれません。温室内で発泡スチロール箱に入れて置くもの高い効果があるようです。

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4/1 中玉トマト [トマト]

今年のトマト栽培のラインナップは大玉トマトが『甘太郎』と『ホーム桃太郎』です。『甘太郎』は種から、『ホーム桃太郎』は4株は苗を購入して、種からも苗づくりの最中です。ミニトマトは昨年、栽培しましたがスペースを喰う割りに収穫量が確保できないこと。何よりも食べてボリューム感がないと言うのが一番の理由で、今年は栽培を見合わせました。ならば!と言う訳ではありませんが、今年は中玉トマトの栽培をすることにしました。と言っても本当は昨年栽培するつもりで購入した種を使うことなく今年まで持ち越したからです。1年経ってまだ発芽するのか?と言う疑問もありますが、まずは試してみましょう!と言うことで、今年、好調な体温加温方式で発芽させてみようと考えました。『甘太郎』も『千両二号』も体温加温で見事に発根しました。『千両二号』はまだ発芽は確認できていませんが、『甘太郎』は発芽して、既に本葉が出始めるまでに順調に生育を続けています。

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当然ながら、種袋の裏には有効年月はH23年と書かれていました。未使用種子の保管期限記録では、そらめめを1年保管した種で種まきしましたが、問題なく発芽を確認しています。作物によって種子の寿命は異なりますが、1年程度ならどんな作物でも大丈夫だと思います。しかし、玉ねぎは例外です。1年後にはほとんど発芽しません。発芽しなくても惜しくありませんし、発芽すれば儲けもの。大玉トマトほど気負って栽培せずに気楽に育てて、その割には充実した収穫で味わえれば良いなと言うイメージです。4/1の夜にキッチンペーパーに種を湿らせて体温加温の準備作業に入りました。

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4/2の日中ずっと体温加温で過ごしました。加温にも慣れてきました。夜間は戸外に出して気温差を確保します。これまでの経験から1年前の種子が問題なければ、加温開始から3日で発根を始めるはずです。今年の体温加温で真冬でも高価な発芽器を導入しなくても、発芽までは何とか可能であることが実証できました。課題はその後をどうするかでしょう。3月ならそのまま温室に入れれば苗に育ちますが、1月や2月だと温室内でも厳しいと思われます。トマトやなすは発芽後も強い光と温度がないと丈夫な苗には育ちません。気温は室内で確保できても、光はどうするかです。LED電球などの手もありそうです。

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3/27 トマト苗購入 [トマト]

トマト苗を購入しました。今年は種からも挑戦していますが、苗からの栽培も行う予定。オーソドックスに『ホーム桃太郎』苗を4ポット購入です。例年、苗の購入は早期に済ませるのですが定植が遅れて収穫も遅い時期にズレ込んでしまうので、今年はできるだけ早く定植み漕ぎ着けたいと考えています。入荷して私が一番客だったようで、一番気に入った苗を選び放題の幸せを実感。職場から昼休みに歩いてホームセンターに毎日、通えるアドバンテージです。すぐ近くに農協の直売所まであり、運が良ければ4月になれば直売所でもプロ農家の方が育てた苗も格安で手に入ります。家庭菜園家としては恵まれすぎている環境とも言えます。なすのブログでも触れましたが、今年は野菜苗は高くなるだろうと言う予想は見事に外れて例年並かそれ以下のお手頃価格でした。石油の高騰、春の低温とくれば生産コストは上昇するしかないはずなのですが。世の中は不思議なものです。

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1日でも早く苗を手に入れ、納得できる環境で苗を育てたいので春のスタートは早い方です。その為には大きめのポットへの植替えもできるだけ早く済ませたいところ。出勤前の時間でもこの程度の数ならなんとかなります。昨年は職場の室内で5月連休まで万願寺とうがらしの苗を育てました。日当りが今ひとつなので徒長気味でしたが、25℃の温度での育苗だったので早期に成長して花をつけるのも早く、収穫は11月までしっかりとできました。トマトやなすは万願寺とうがらしほど高温を要求しないと考えているので職場での栽培はする予定がありません。万願寺とうがらしは昨年同様に職場で育てるつもりです。

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10.5cmのポリポットにホームセンターで購入した元肥え入りの培養土を使ってポット替えして、ミニ温室内に直行です。手狭になってきたミニ温室内ですが、ぼかし肥料も発酵熱が収まってきたのでそろそろ今週末にも撤去の予定です。それまでは発泡スチロールのトロ箱に入れておくことにしました。このトロ箱はガレージの整理で出てきたものですが、かなりボロボロなので新たに調達してこようと思います。スーパーの魚屋さんにでも行けば分けてもらえるのでしょうか。そのあたりの事情は疎いので近所を巡ってリサーチすることにします。

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3/25 トマト発芽実験結果 [トマト]

3/11に種まきした『甘太郎』トマトがようやく発芽しました。3日間体温で温めて発根させた種を3/11にミニ温室の育苗箱に種まきしたものです。用土はホームセンターで購入した培養土。ちょっと硬いのでは?と心配するほどでしたが、無事発芽しています。温室の中に置いただけで特に加温はしていません。芽が右側に傾いているのは、右手が南の方角で光を求めているからです。見た目は茎の太いがっちりした芽が出ています。日照が不足するとひょろっとしたもやしのような芽になりますが、これだけずんぐりして徒長していないところから判断すると温室の中でも日照は十分足りているのでしょう。このままここで育苗しても問題なさそうな手応えを得ています。本葉が3枚くらい出てきたらポットに移植することにしましょう。

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こちらは、職場の室内で種まきした『ホーム桃太郎』です。25℃の温度が24Hキープされた場所ですが、夜と昼の温度差がなく日照が不足するとこんな発芽になってしまいます。2日ほど前に職場から持ち帰って温室に入れました。ここなら昼と夜はきっちりと温度差がありますし、日照も十分です。今のところ、『ホーム桃太郎』は職場で種まきした4ポットしか発芽していません。体温加温も発酵熱加温もしていないで発芽させるとなると25℃の室温がないと発芽しないと言う結論が得られました。

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3点目は体温加温3日→室内設置4日→温室移動後、発酵熱加温5日です。発泡スチロール箱に入れて育苗しました。茎も短く徒長せず、葉も大きく理想的な発芽と言えます。この時期の低温下でのトマト発芽実験で得られた結論としては体温加温3日もしくは体温加温お行わない場合は昼夜25℃以上の環境が必要。日照が室内などで十分得られないと徒長する。発根後であればさほど気温は必要としない。と言うことです。

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体温加温ありと体温加温なしを3ポットづつ種まきしましたが、見事に体温なしポットは発芽しませんでした。発泡スチロールの箱に入れて、発酵熱加温をしましたが発芽はしていません。発酵熱で種を加温するのは至難の技と言えるでしょう。トマトの種が発根→発芽するには3日間24H、30℃近いかなり高温状態が必要だと言うことです。発根さえすればその後はそれほど高温環境は不要なのです。発酵熱加温が今のところ難しいことを考慮すると現時点では体温加温が無難。3日間ほどで発根するので、発根確認後にポットに種まきして、温室内で十分日照のある場所に置いて昼夜温度差のある環境で発芽させる。と言うことになります。

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発酵熱加温についてですが、これは効果が一部しか確認できませんでした。体温加温した種を発酵熱加温させたポットは発芽率50%でした。体温加温は問題なかったのかもしれませんが、発酵熱加温で何か問題が生じているようにも思えます。一時的にも加温熱が上昇しすぎたのか?それとも発酵時に出るガスが悪影響を与えているのか?、発酵熱加温はコントロールが難しくてまだこうすれば温度をキープできるというところまで到達していません。

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ミニ温室内で仕込み中のぼかし肥料はまだ発酵中で十分、加温可能な状態です。材料内は50℃近く、表面温度は20℃近い温度です。それでも定期的に攪拌しないと発酵反応が低下して発熱しなくなります。毎日、畑に行けないサラリーマンの身ですから発酵熱加温を利用した発芽。育苗には限界を感じます。体温加温の方が手軽ですし今の自分のライフスタイルには合っていると思われます。ぼかし肥料として仕込むだけなら十分ですが発酵熱まで利用しての苗づくりはちょっとやそっとの経験では上手くは行かないことを思い知りました。

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