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5/4 トマト定植 [トマト]

昨日(5/3)に定植用の畝建てをほぼ完了したので、今日は楽しい?植え付け作業予定です。天候は晴天とは行きませんが、作業をするには暑さを感じなくて済む曇り空。今日は肥料を入れて、迷っていたマルチ掛けは結局することに決めたので黒マルチを掛けて、苗を植え付けの予定。雨よけをするのはもっと先の事になりそうです。今年、昨年の栽培方法から変える部分、工夫点は2点。1つは支柱への誘引方法。2列植え付けにして、そのまままっすぐに支柱に誘引せずに隣の列の支柱に誘引する点、もう一つは苗を深植えすることです。トマトは深植えしてはならないと教える栽培指南もありますが、一方、斜め植えをするのがよろしいと教えるものもあります。ななめ植えがよろしいと教える理由はななめに植えることで通常、地上部となる茎の部分からも根が出て、根の量が増え、結果的に頑丈な丈夫な樹に成長すると言うもの。確かに、トマトを育てていると茎から白いブツブツが出てくるのを度々、発見します。あれは根を出そうとしているものらしいです。トマトは根を出すことにかなり懸命な植物で条件を作ってやると簡単に根を出します。芽掻きした葉や茎を土に挿しておくと簡単に発根して定着します。丈夫な生育になるかどうかは今年の実験結果を見て判断します。

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植え付け畝は昨日、建てたばかりです。日没で作業を中断しましたが、今日、朝から作業を再開、チップ堆肥を新たに追加した上に、大きめの未分解の小枝を手で丁寧に取り除きました。畝の表面を均して20cmほどの高畝にして水はけを良くすることに重点を置いています。雨よけをするのでそこまでする必要もないのかもしれませんが、念には念を入れました。苗を深植えすることも想定しているので高畝にすることは必要ですし、重要です。

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肥料は過燐酸石灰を溝施肥しました。過燐酸石灰は水溶性のリン酸肥料ですが、トマトは雨よけ栽培までして、マルチを掛けるので果たして土になじむのか疑問もありますが、用土に含まれた僅かな水分でも溶け出して少しづつ肥料分として吸収されるものだろうと考えています。畝の中央に1本溝を掘り、溝に過燐酸石灰をパラパラと撒いてゆきます。2.7mの畝で手で10握りの分量です。

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自家製のぼかし肥料を過燐酸石灰の上から投入しました。分量は厚さ2cmくらいでかなりの量です。ぼかし肥料は化成肥料に較べる少なくても3倍の量を使っていますが、何の問題もありません。肥料あたりすることもありません。生の種かすは入れすぎると虫が寄ってきたり、肥料がききすぎてトマトの葉が外に反り繰り返ったりと多すぎる方が良くないことが多いようです。今年のトマト栽培は肥料少なめがテーマです。昨年が多すぎたとの反省があるからです。肥料が多すぎるとトマトの樹が枝が暴れます。特に桃太郎は他の品種にくらべて元々、枝が暴れる傾向があります。肥料が効きすぎるとさらに暴れまくるので、肥料はできるだけ最小限の量で育てんが良いように感じます。

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ただ、ぼかし肥料は肥効がとてもマイルドなので入れすぎを心配せずに施肥することができます。今年の畝はチップ堆肥がほぼ100%なので土の栄養、地力はかなりある方だと思われます。肥料は控えめの方が良いと判断しました。2列植えの場合、畝肩にも施肥することが常ですが、溝施肥は1本だけですし、畝肩にも施肥はしません。トマトの栽培はせいぜい3ヶ月くらいなので元肥えはそんなに必要はありません。

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溝を埋め戻して、再度、畝の表面を丁寧に均しました。畝の成型がきちんと出来上がると後は黒マルチを畝に掛けます。畝の成型がきれいに仕上がるとマルチ掛けも比較的美しく仕上がります。マルチフィルムは90cm幅なので畝の下までピッタリサイズに仕上がりました。畝の成型とマルチ掛けがきれいにできると気持ちが良いものです。マルチもたるみがなくピンと張れた方が畝の土に密着して効果も最大限引き出すことができます。一番悪いのは畝とマルチフィルムの間が密着せず、空間ができることです。これから5月以降は太陽で熱した熱風が苗を直撃して萎れさせてしまうという最悪の事態にも繋がります。マルチフィルムは畝の土と密着させることが重要です。

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苗の植え付け作業を開始します。株間は50cmで千鳥に植え付けます。昨日までは千鳥に植える構想を欠いていたのでマズイと気づきました。限られた畝のスペースに可能な限り、株間をたくさん確保して1株の苗が根を伸ばす土の量を少しでも多く割り当てることが重要です。10本の苗木を2.7mの長さの畝に植えつけるのでやりくりはちょっと工夫が必要です。今は苗も小さいですが、これから大人の背丈以上に成長するのでその時に茎葉が隣の樹と擦れ合ったりしないようにする事と、風通しを良くすることで病気にかかるリスクを低減することも重要です。

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苗の植え付け手順で今日、久々に思い出したポイントがあるので忘れないうちに記録しておくことにします。これまでいろんな道具を購入して試してきましが今のところこのやり方が私にとっては一番、効率が良く、かつ手軽で理にかなっていると感じています。マルチに移植ごてでバツ印の形に切れ込みを入れます。

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次がポイントです。移植ゴテを手にしているとつい、無意識に、植え穴から畝の土を掘り出してしまいがちですがこれをしてしまうとその後の作業がちょっとやりづらくなります。私は手を畝に突っ込んで両手の手のひらで土を左右に押し広げます。撮影しながらのため止む得ず画像では片手ですが実際には両手でやっています。畝の土を押し広げるので植え穴のまわりだけ、土が少し盛り上がりますが、これがポイント。

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ジョウロで水を植え穴に注ぎます。かなりの量を注ぎ込みます。一旦、深さ3cmほどの水たまりができたのを確認して、次第に水が引くのを確認します。これで畝の土の水はけの良さを確認しておくと後々の栽培管理時の水やりの加減の参考になります。水はけの良さも判ります。
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