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5/20 しいたけ本伏せ [しいたけ]

しいたけ栽培は今年で3年目を迎えます。栽培と言ってもすべてを自前でやっている訳ではなく、地元の自治体のイベントに参加をしての栽培体験。ほだ木の伐採、木枯らし、植菌するたね菌の入手は主催者に頼っています。さらに、仮伏せの場所も施設の敷地をお借りしています。ただ、栽培ノウハウを学ぶには絶好の環境です。3年も栽培体験をしているとほぼ一通りの作業を体験できます。今年は初めて仮伏せから本伏せに至る作業を体験することができました。本伏せ作業にはこれまでも参加する機会はあったのですが、都合が合わず今年初めての体験です。

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今年の1月に仮伏せしたほだ木は稲ワラを被せた上にブルーシートで被覆して縄で縛っていましたが、4月頃に被覆を撤去して5月に至っているとの事です。今日はこのほだ木をむかで伏せと呼ばれるやり方でほだ木を組んで行く作業を行いました。

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この後、天地返しを6月~7月頃に実施して年を越します。2年後(2014年)の3月にようやく収穫を迎えます。原木栽培のしいたけは収穫までに時間がかかります。毎年、イベントに参加すると当然、毎年3月に収穫期を迎えるほだ木が巡っています。収穫時にはほだ木を自宅に持ち帰るルールとなっていますが、その後も数年、しいたけの収穫ができることになります。しかしながら、庭のある一戸建ての住宅でもなかなかしいたけ栽培に適した場所は少ないのではないかと思われます。ましてや集合住宅のベランダなどとなるともっと厳しい条件でしょう。しいたけ栽培はしたいけれども適した場所がないと言うのも良く理解できます。

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しいたけの原木栽培は山の中の環境がないと難しいと感じます。畑の仕事ではなく、山の仕事、林業や炭焼きをする人達の働く場所が栽培場所なのです。栽培に重要な環境要素は、明るさ(日の差し込む度合い)、雨水の辺り具合、湿度、温度ですがこの画像を見ていただくと畑では栽培は厳しいと言うことが一目でご理解いただけると思います。

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雨は届くけれども直射日光は届かないという環境はまさに、こんな木立の中だからこそ実現できるのでしょう。自宅で栽培環境を準備する際の参考になります。地上から高い位置で日よけをするというのが結論なのですが、これはなかなか自宅では再現が難しい条件です。

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自宅で栽培環境を作るなら現実的にはこんな風景が参考になりそうです。ほだ木を伏せておく地面はコンクリートではなく土が良いでしょう。落ち葉や杉の葉が堆積した場所が最適です。湿度を保つのに都合が良いのです。自宅の庭だとナメクジも悩みのタネです。山の中では考えられない事態ではありますが、住宅地では問題となります。夏の高温も問題です。山の中は住宅地に較べると2℃~3℃平均気温に差があります。特に、夏の最高気温が問題です。40℃を越えるとしいたけ菌が死滅してしまいます。地面が土の場所が良いと言われるもの気温上昇を緩和できるという理由もあります。

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