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5/26 そらまめの収穫 [そらまめ]

そらまめの収穫は5/18にも試し収穫をしましたが、自宅に持ち帰ると台所よりダメ出しが出ました。収穫した豆はすべて未熟で収穫どきが早すぎるとのご指摘。そこはウン十年の主婦業で培った野菜を見るベテランから懇切丁寧なレクチャーを受けました。言葉で言われると理解はできるのですが、イザ畑で未熟な莢と完熟莢を見分けるのはそうそう簡単ではありません。それならば!と現場で実地訓練とばかりに、実物を一つ一つ見ながら完熟した収穫に適したそらまめの莢を見分けるトレーニングとなりました。そらまめは1つの莢の中に平均2粒の豆が入っていますが、3粒のもの(三連)、1粒のものもあります。数が多ければ良いものとは限りません。3連莢でも、一つ一つの豆は小さくて味が良いとは限らないからです。1粒莢でもしっかりと育ってプリプリで食味の良い豆もあります。見た目だけで言えば3連莢は見事ですからついそちらに目を奪われてしまいがちではあります。

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完熟した豆はと言うと、莢を見て触ってみてまず柔らかくフワフワしたものは未熟でNGです。硬くて莢の中の綿が少しヘタって中の豆の形がはっきりと判るくらいのものが完熟です。莢の色も緑が薄くて、きれいなものは比較的未熟な部類です。緑の色が深くなってきて莢の肌が少し黒ずみ初めているものが完熟に近づいています。バナナの比喩が判り易いかもしれません。バナナは完熟して糖度が上がってくると黒い斑点が皮の上に現れます。あの黒い斑点は見てくれは悪いのですが、『シュガー スポット』と呼ばれて甘味が最高潮に達します。そらまめも茎や葉にこの黒い斑点が浮かんでくるのも完熟のサインです。画像の莢の中の豆はやや完熟一歩手前ですが、豆のオハグロの部分が出現しています。若い豆の場合はこのオハグロ(私の住む地域では「カネ」と呼ばれています)ができていればまずは収穫OKです。この莢は3連で立派な出来栄えです。

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莢の色が濃い緑色になって深い光沢がするものはまず、完熟していると思って良さそうです。莢の中の豆の形が莢の外側からみても判りやすくなってきているのも見分け方の一つのようです。莢がデコボコと豆の形に沿って波打っているのも特徴です。莢の外から指で握って硬いこと、豆の中の綿が少し痩せていること、濃い緑色であること。莢の背中のスジが黒い色に変わっていること。などいろんな見分け方のサインがあるようです。今年、じっくりと見分け方を勉強したので来年からは未熟な莢を誤って収穫してしまうことはもうないと思います。

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昨年は十分な収穫ができずに悔しい思いをしたそらまめ栽培ですが、今年はその思いを晴らすことができました。他にも栽培したかった作物をガマンして畝を占有した甲斐がありました。この通りの豊作です。ただ、残念なのは植え付け本数が多すぎて全株の手入れに手が回らなかったことです。一部の株は土入れができずに倒伏してしまいました。栽培条件を変えて結果を検証するつもりでしたが結局、結果を検証することができませんでした。マルチ栽培/マルチなし栽培の違いはほぼありませんでした。冬期の栽培は寒冷紗トンネルは効果があるようです。元肥だけの栽培で追肥はなしでしたが肥料切れはありませんでした。むしろ、肥料過多にならず、それが原因であるかどうかはわかりませんが、アブラムシの発生が皆無であったことは驚きでした。当日の夜はそらまめ三昧で楽しみました。最近は大変高価になったそらまめですが、家庭菜園なら好きなだけ贅沢に食べることも可能です。家庭菜園での夢をまた一つ叶えることができました。幸せです。

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